雲南省で花見専用列車が運行

　中国の南部はピクニックや花見の季節を迎えています。中国鉄路昆明局集団は、雲南省と隣接する貴州省を周遊する観光列車の運行を25日に開始しました。雲南省の昆明市と貴州省の威舎鎮を結ぶ観光専用列車Y766は、団体ツアーのニーズに合わせたもので、行程は2泊3日です。  

「中国四大菜の花スポット」の一つに数えられる雲南省羅平県  

　観光専用列車は、雲南省の省都である昆明市を出発し、最初に曲靖市羅平県で菜の花を観賞し、金鶏峰叢を遊覧します。続いて貴州省の興義市へ向かい、馬嶺河大峡谷、万峰湖、万峰林などの観光地を訪れて、27日に威舎鎮から昆明市に戻ります。同列車は寝台車となっており、経験豊富なガイドとスタッフが同行します。 

菜の花畑で写真を撮る観光客  

　羅平県は「中国四大菜の花スポット」の一つに数えられます。昆明局集団は観光専用列車を運行するほか、個人旅行客や週末に外出する客のために昆明・羅平間の普通列車も増発しています。 

　昆明局集団が今年1月1日から2月25日までに輸送した旅客数は前年同期比75.9%増の延べ1418万4000人で、19年の同期比では131％です。（閣、柳川）