外交部 アフガニスタン中央銀行の資産を直ちに全額返還するよう米側に促す

2023-02-24 21:01:25  CRI

 外交部の汪文斌報道官は24日の定例記者会見で、米国がアフガニスタン中央銀行の資産を不法に凍結したことについて改めて態度を表明し、「米国が直ちにアフガニスタン中央銀行の資産をすべて返還し、アフガニスタンに対する一方的な制裁を解除するよう促す」と強調しました。

 報道によれば、米国ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所はこのほど、9・11犠牲者の家族には米国が凍結したアフガニスタン中央銀行の資産から「補償金を受け取る」権利はないとの判決を下しました。事件を起こしたのはアフガニスタン前政府ではなく、タリバンであって、アフガニスタンの国民がその責任を負うべきではないとの理由からです。

 これを受けて、汪文斌報道官は、「この判決は、米国が他国の中央銀行の資産を不法に凍結処分するという強盗のような行為の理不尽さとでたらめさを世間にあらためて認識させた。この金は、アフガニスタン国民の『命を救う金』であり、アフガニスタンが自主的に処理するのが当然であって、一刻も早くアフガニスタンの国民生活の向上と平和的復興に使われなければならない」と述べたうえで、アフガニスタンの平和的復興に対する第一義的責任を実際の行動で果たし、世界に責任ある説明をするよう米国側に呼びかけました。(MOKU、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集