峨眉山の関連部門、サル被害の観光客に謝罪

2023-02-24 14:48:22  CRI

             観光客と、峨眉山観光地内で戯れるサル

 1人の観光客がこのほど、インターネットプラットフォームの掲示板に、「峨眉山を観光中、サルに持ち物を奪われ、襲われた。傘で何度も追いはらったが、メイクがグチャグチャになってしまった」と書き込みました。同時に、サルが攻撃的になるのは観光地の過保護によるものではないかと問い掛けました。

 これに対し、峨眉山林業管理所は謝罪すると同時に、「サル被害対策として、観光地は各種の試みを行っている。現在、清音閣サルエリアで実行されている『ヒトとサル分け』管理モデルは効果が表れ始めている。観光客はサルの群れを遠くから見ることができるとともに、サルの群れも効果的に保護された」と答えました。

 峨眉山観光地にはサルの群れが約14あり、582頭が生息しています。そのうち清音閣エリアには3つの群れの約106頭がいます。「ヒトとサル分け」管理モデルを実施して以来、エリア内のサルが観光客の持ち物を奪い、観光客を襲うトラブルは大幅に減少しました。

 峨眉山のサルは国家保護野生動物で、囲いに入れて飼育することは不可能なことから、その自然な生活習慣を尊重し、観光客とサルの群れのいずれも守ることが求められます。このほか、観光地の管理側は「野生のサルの群れの生存規則を尊重し、サルを科学的に観賞してほしい」と呼び掛け、「サルの群れは野生動物で、己の生存規則を持っている。餌が足りなくなると、餌探しに山の遊歩道の近くに出るが、脅威を感じた時には脅威源とみなす人を攻撃する。このため、サルの群れは遠くから見ることはできるが、近距離で接触することはできない。餌を与えることや挑発、攻撃などは禁じる」と注意しています。(朱、野谷)

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