外交部 中国の解決策がウクライナ危機の政治的解決に多くの示唆を提供

2023-02-24 19:32:13  CRI

 外交部の汪文斌報道官は24日に北京で行われた定例記者会見で、中国が発表した「ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場」について紹介し、「中国はウクライナ問題において一貫して客観的かつ公正な立場を堅持し、積極的に和平交渉を呼びかけて危機の解決促進に建設的な役割を果たしている」と強調しました。

 汪報道官は、「習近平国家主席はウクライナ危機の解決に『四つのすべきこと』『四つの共通点』『三つの思考』を打ち出した。これは中国がウクライナ問題に当たる上での根本的な指針である。ウクライナ危機の全面的エスカレートから1周年に当たり、中国は『ウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場』を策定し発表し、中国の基本的な立場や主張を包括的かつ系統的に説明した」と述べた上で、「これに基づいて、国際社会とともにウクライナ危機の政治的解決に努力していきたい」と述べました。

 汪報道官はまた、「ヨーロッパでウクライナ危機が発生し、その影響は全世界に及んでいる。第二次世界大戦後、欧州大陸で発生した最も深刻な危機は人々に多方面の示唆を与えてくれた」と述べ、「冷戦思考への固執が対立、対抗を招いた。冷戦が終わって30年以上が経ったというのに、依然としてゼロサムゲームの冷戦思考がまん延している。冷戦の産物であるNATO(北大西洋条約機構)は冷戦の終結によって消えなかったばかりか、伝統的な防備区域や分野を超え続け、アジア太平洋地域にまで紛争を誘発している。NATOは深く反省すべきだ」と訴えました。(Lin、坂下)

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