外交部 「ノルドストリーム爆破」事件についての釈明を米側に要請

2023-02-24 20:28:12  CRI

 外交部の汪文斌報道官は24日に北京で行われた定例記者会見で、米国が「ノルドストリーム爆破」事件の首謀者であるという最近の報道について、いち早く説得力のある説明を行い、国際社会の多くの疑問と関心に適切に応えるよう米国側に呼びかけました。

 汪報道官は、「『ノルドストリーム』パイプラインは国際的に重要なインフラ施設で、エネルギー輸送の動脈であり、その爆破事件は全世界のエネルギー市場や生態環境に大きなダメージをもたらした」と述べた上で、「爆破事件について客観的で公正かつ専門的な調査を行い、それに関する責任を追及することは極めて重要だ。デンマークやドイツ、スウェーデンが個別に調査を行っているとはいえ、デンマークとドイツはNATO(北大西洋条約機構)加盟国であり、スウェーデンもNATOへの加盟を図っていることから、NATO加盟国が行ういわゆる国別調査は、当然のことながら国際的な信憑性に欠けている」と訴えました。

 汪報道官はまた、「最も権威ある代表的な国際機関として、国連が国際調査を行い、国際的なインフラ施設の安全確保に積極的かつ建設的な役割を果たすために、国連安保理がこの件について討議することを支持する」と述べました。(Lin、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集