【CRI時評】より安全な世界へ、中国が示す実現可能な案

2023-02-22 10:52:58  CRI

 中国政府は21日、「グローバル安全保障イニシアチブのコンセプトペーパー」を発表し、同イニシアチブのコアとなる理念について詳しく解説した上で、20項目の重点的な協力の方向性を示し、同イニシアチブの実施のためのより詳細な「ロードマップ」を立てた。

 中国の習近平国家主席は2022年4月、グローバル安全保障イニシアチブを提起し、対抗ではなく対話、同盟ではなくパートナー、ゼロサムではなくウィンウィンの新型安全保障の道を歩み出すよう呼びかけ、人類の安全保障のジレンマを解きほぐすための新たな方向性とアイデアを提示した。同イニシアチブは現在、80余りの国と地域機関から称賛・支持されている。

 グローバル安全保障イニシアチブが強調するのは、「共同・総合・協力・持続可能な安全保障観を堅持」「各国の主権と領土の完全性の尊重を堅持」「国連憲章の趣旨と原則の順守を堅持」「各国の安全保障上の合理的懸念の重視を堅持」「対話と協議を通じた平和的方法による国家間の対立と争いの解決を堅持」「伝統的・非伝統的安全保障の統合的維持を堅持」することで、この6つの「堅持」が焦点を当てるのは全人類の共同の利益であり、同イニシアチブのコアとなっている。

 「コンセプトペーパー」は、目下最も顕著で緊迫したグルーバルな安全保障上の懸念に対し、国連の役割発揮やホットな問題の政治的解決の促進、伝統的・非伝統的な安全保障上の挑戦への対応、グローバル安全保障ガバナンスの整備など20項目の重点的な協力の方向性を示すとともに、同イニシアチブの協力のプラットフォームとメカニズムについての構想も示した。これらの現実的で実現可能な措置は、さらに多くの国や機関を引き寄せ、安全保障のジレンマを解きほぐすさらに多くの力を集めることになるだろう。

 安全保障は世界各国の権利であり一部の国の専売特許ではない。世界をより安全にするためにはすべての国が責任を負わなければならない。中国は、各当事者がグローバル安全保障イニシアチブに共同で参加し、そのビジョンと目標を協力して実現させ、世界にさらに多くの平和と平穏をもたらすことを期待している。(CRI論説員)

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