中西部都市で望まれる大気の質の改善=中国

2023-02-21 14:21:50  CRI

 中国生態環境部が20日に発表した1月の全国の大気の質の状況によれば、「優良」と判断された日の割合が上昇していると共に、微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度が低下しました。

 観察測定の結果では、1月には全国の339の中央直轄市及び地級市(省の下に置かれる市)において大気の質の指数が「優良」だった日の割合は平均で、前年同月よりも0.9ポイント上昇して74.3%でした。微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度は前年同月よりも1.8%減少して1立方メートル当たり55マイクログラムだったとのことです。

 重点区域に指定されている北京市、天津市、河北省、および周辺の山西省、山東省、河南省の計28の都市では、大気の質が「優良」だった日の割合が平均で前年同月よりも13.7ポイント上昇して56.0%でした。北京市では「優良」だった日の割合が前年同月よりも9.6ポイント上昇して93.5%でした。

 中国南東部沿海の長江デルタ地区の41都市では空気の質が「優良」だった日の割合が平均して前年同月より14.8ポイント上昇して79.7%でした。華北地方の汾渭平原(黄河流域の汾河平野、渭河平野とその周辺)の11都市では、大気の質が「優良」だった数の割合が平均して前年同月よりも10.2ポイント上昇して42.5%でした。

 さらに、168の重点都市のうち、西部のラサ(チベット自治区)や南部の福州市(福建省)、海口市(海南省)などの都市の大気の質は比較的良好ですが、西部の陝西省の咸陽市、西安市、渭南市などの都市の大気の質はあまり良好ではなく、改善が望まれています。(藍、鈴木)

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