新疆、チベット、香港にかかわる問題はいずれも人権問題ではない=外交部

2023-02-20 20:45:42  CRI

 中国外交部の汪文斌報道官は20日、このほど開かれた第38回中国・欧州人権対話に関する質問に答え、「中国は対話の中で、人民を中心とする中国の人権理念を詳しく紹介した」と述べました。

 汪報道官は「中国は、中国の人権事業の発展を客観的に見ることや、人権問題の政治利用とダブルスタンダードをやめ、中国の司法権を尊重するよう欧州に求めた」としたうえで、「中国は、新疆、チベット、香港にかかわる問題は、いずれも人権問題ではなく、中国の主権、独立、領土保全にかかわる重大な原則的問題であり、外部からの干渉を許さないと強調した。欧州が中国の懸念を確実に重視し、中国の核心的利益と重大な懸念にかかわる問題で言行を慎むよう求めた」と述べました。

 汪報道官はまた、「中国と欧州は共に、今回の対話は率直で深く踏み込むものだったと認識している。双方には、人権問題において依然として意見の食い違いが多く存在するが、こうした食い違いを政治利用すべきではなく、引き続き、対話と交流を通じて理解を増進し、食い違いの建設的な処理に力を注ぐべきとの意見で一致した。また、女性や子供の権益保障の分野で協力を展開することでも合意した」と述べました。(ミン・イヒョウ、謙)

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