21日午後10時前後に「竜抬頭」を迎える

2023-02-20 16:06:39  CRI

 2月21日は中国の旧暦2月2日で、中国の民間では「2月2日、竜抬頭(竜が頭をもたげる)」と言われています。「竜抬頭」とは一体何を指すのでしょうか。

 中国科学院紫金山天文台の王科超・科学普及担当の紹介によると、中国の古代の人は天象を観測するため、天球の赤道と黄道一帯の恒星を28のグループに分け、二十八宿と呼んでいました。二十八宿は、七宿ごとに一組とされ、東は蒼竜、南は朱雀、西は白虎、北は玄武となります。

 東の蒼竜には角、亢、氐、房、心、尾、箕の七宿が含まれ、竜の姿に見えます。角宿は頭、亢宿は首、氐宿は胸、房宿は腹、心宿は胴体、尾宿と箕宿は共に尾となります。「竜抬頭」は、東の地平線から角宿が昇る様子を指したもので、竜が頭をもたげるように見えます。

 今年の「竜抬頭」が見られるのは21日午後10時ごろだということです。王科超氏は「西暦の7月中旬から10月中旬になると、人々は『竜の姿』が夜空に出現するのを見られる」と語りました。(ヒガシ、野谷)

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