北京
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23/19
外交部の汪文斌報道官は20日の定例記者会見で、「あと数日でウクライナ危機の発生から1年となる。中国は、ウクライナ危機の政治による解決に関する立場文書を発表する」と明らかにしました。
汪報道官は「この文書は習主席の主張を重ねて強調するものだ。そこには、各国の主権と領土保全が尊重され、国連憲章の趣旨と原則が順守され、各国の合理的な安全保障上の懸念が重視され、平和的な危機解決のあらゆる努力が支持されるべきであるとする内容が含まれる」と示しました。
その上で、「われわれは、核戦争をしてはならず、核戦争によって勝利することもできないと、重ねて強調する。また、民生用原子力施設の安全保障、原子力発電所への攻撃反対を訴えるとともに、生物化学兵器の使用への反対も共同で提唱していく。情勢が複雑であればあるほど、冷静かつ実務的な態度が必要となる。戦争が長引けば長引くほど、平和のための努力を放棄することはできなくなる。中国は各側と連携し、平和への努力を通じて、一日も早く平和を実現するために引き続き尽力していきたい」と強調しました。(hj、謙)