王毅委員 EU外務・安全保障政策上級代表、オランダ副首相と会見

2023-02-19 17:04:53  CRI

 中国共産党中央政治局委員を務める王毅中央外事活動委員会弁公室主任はドイツで現地時間2月18日、ミュンヘン安全保障会議に出席し、ボレルEU外務・安全保障政策上級代表、フックストラ・オランダ王国副首相兼外相とそれぞれ会見しました。

 ボレル上級代表との会見で王毅委員は、「中国とEUはパートナーであり、ライバルではない。双方の共通認識は、相違よりもはるかに大きい。今年は中国とEUの包括的戦略パートナーシップ樹立20周年となる。双方はパートナーシップの位置づけを堅持し、互いの核心的利益を尊重し、協力の成果を大切にし、次の20年をより良いものにするべきだ。双方は、中国とEUの新たなる首脳会談を積極的に計画し、各分野のハイレベル対話メカニズムを十分に活用し、双方の交流が一日も早く新型コロナ前の水準に戻るよう推進していく。また、開かれた協力を保ち、グローバル産業チェーン・サプライチェーンの安定を維持していくべきだ。EUと加盟国が『一つの中国』の原則を遵守し、中国-EU関係の政治的基礎を守ることを望んでいる」との考えを示しました。

 ボレル上級代表はこれを受けて、「EUは『一つの中国』政策を揺るぎなく堅持し、中国が国家主権と領土保全を守ることを支持する。EUは中国側とのハイレベル交流を強化し、各分野での協力を推進することを望んでいる。これは欧州と中国のみならず、世界にとって有益なことだ」と述べました。

 また、フックストラ副首相との会見で、王毅委員は、「オランダ側が独立自主の原則と開放・協力の伝統を堅持し、中国・オランダ協力が健全な発展の勢いを維持し、グローバル産業チェーンとサプライチェーンの安定を確保し、世界経済の回復を促進するために積極的な役割を果たすよう期待する。中国とオランダの関係は新たな50年を迎えている。われわれは、オランダ側とハイレベルな交流を行い、互恵協力を促進し、共同発展を実現したいと考えている」と期待を示しました。

 フックストラ副首相は「中国が新型コロナに打ち勝ち、経済を力強く回復させ、対外交流と協力を急速に再開していることを喜ばしく思う。オランダ側との緊密な交流と協力拡大を期待している。オランダは今後も中国の信頼できる安定したパートナーであり続けたい」と表明しました。(TONG、MN)

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