中国の就学前教育 基本的な普及を実現

2023-02-18 17:16:04  CRI

 この10年で中国の就学前教育の普及水準は大幅に向上しました。中国の就学前教育資源の全体数は急速に増加し、2021年の全国の幼稚園数は29万5000カ所に達し、2011年より76.8%、数にして12万8000カ所増加し、増え続ける適齢期の幼児の入園需要をしっかりと満たしています。

 新設された幼稚園の約80%が中西部に集中しており、そのうちの約60%が農村部に分布しています。10年間の「毛入園率」(幼稚園入園対象年齢の人数に対する実際の入園者数の割合)の増加幅が30%を超えたのは、いずれも中西部に位置する13省でした。内訳を見ると、甘粛省の臨夏回族自治州の「毛入園率」は15.8%から95.5%に、雲南省怒江リス族自治州は25.6%から90.01%にそれぞれ増加しました。就学前教育における地域および都市部と農村部の格差は明らかに縮小されています。

 2021年、中国では普恵型幼稚園(政府指導による保育料で、市民に広く開放され、施設や設備などにおいて基準を満たした幼稚園)が24万5000カ所に達し、幼稚園全体の83%を占め、うち公立の幼稚園は12万8000カ所で、2011年より150%近く増えました。都市部と農村部の就学前教育の公共サービス制度は基本的に完成しており、自宅の近くの幼稚園に入りたいという人々の要望をほぼ満たしています。(帥、MI)

ラジオ番組
KANKAN特集