60代のおばさん、ゴミ箱から24万元の大金を発見

2023-02-17 11:04:12  CRI

2月14日、24万元が落とし主に返された後、袁おばさん(右から1人目)に感謝の意を表す落とし主の黄さんの息子(左から1人目)

 中国南西部の広西チワン族自治区南寧市の市民で60歳になる袁冬雲おばさんは、いつもゴミ箱の中からプルトップ缶やペットボトルなどのリサイクル可能な廃棄物を探して回収し、家計の足しにしています。袁さんは最近、黒いプラスチックごみ袋を開けて呆然としました。中には現金の束が入っていたのです。

 こんなにも多額の現金を発見し、袁おばさんはすぐに警察に届けました。南寧市公安局青秀山派出所の警官が届けを受けて現場に行き、黒いビニール袋に入っている現金を調べた結果、計24万元(約470万円)あったため、落とし主を探していたところ、袁おばさんと同じ団地に住む黄さんが、息子の劉さんがゴミと間違って24万元を捨ててしまったことに気づき、慌てて交番に駆けつけました。確認の結果、警官は24万元を持ち主に返しました。落とし主の息子、劉さんは袁おばさんに感謝と敬意を表しました。

 袁おばさんは息子一家と暮らしており、息子はちょっとした商売をしていて、お金を貯めて家を買おうと思っています。息子の貯金を助けるために、袁おばさんは普段ゴミ箱から再生可能な廃品を回収して家計の足しにしています。しかし、予想だにしない大金を前にして袁おばさんは、「24万元もなくした家族はどれほど焦っているだろう。このお金は一銭も要らないので、すぐに落とし主に戻そうと考えた」と話しました。(Mou、坂下)

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