中国大手バスメーカー宇通が欧州電動バス販売台数１位に

　コンサルティングサービスを提供するChatrou CME Solutionsが発表したデータによりますと、2022年12月31日現在、中国の大手バスメーカー宇通は479台という成績で、2022年の欧州電動バス販売市場で1位になりました。

　現在、欧州の都市部で使われるバスで、ゼロ・エミッション車両は全体の30％を占めています。宇通の電動バスの2022年の欧州市場での販売台数は前年比58％と大幅な伸びを見せました。市場シェアも、2021年の9.2％から2022年は11.5％に拡大しており、メルセデス・ベンツやボルボなどの欧州メーカーを上回っています。

中国大手バスメーカー宇通の電動バス

　宇通は2018年、欧州市場に進出して以来、販売台数は計2200台を上回り、欧州各国で使われています。新型コロナウイルスの流行が始まってから欧州最大の電動バス受注を獲得し、その後、フランス北部のランスに欧州初の区域部品センターを設立しました。宇通は環境保護を追求する欧州市場にますます認められています。現在、宇通は世界における新エネルギーバスの販売台数が17万台を超え、世界で最も売れた新エネルギーバスのメーカーにもなっています。

　Chatrou CME Solutionsはオランダの会社で、長期にわたって新エネルギー商用車市場の変化のフォローアップを行っています。同社が提供したデータは欧州地域の新エネルギー自動車市場のバロメーターになっています。（殷、野谷）