中国の研究者 湖北省で植物の新種を発見

2023-02-17 14:37:22  CRI

 中国科学院武漢植物園はこのほど、同植物園の研究者によるチームが湖北省西部の十堰市竹渓県と神農架林区でマメ科植物の新種を発見したと発表しました。この研究成果は、国際的な植物分類学誌「PhytoKeys」に掲載されました。

 同植物園園芸保育センターの研究者チームは、このマメ科植物の新種を「ハサンオウギ(巴山黄耆)」と名付け、発表しました。研究者チームは的確な形態比較を行い、最終的にこの植物がマメ科ゲンゲ属の新種であると確認しました。

 ハサンオウギは標高600〜2160メートルの多湿な森の周縁部や、道端、水路沿いなどに広く分布しており、地元の農家には家畜の飼料としてよく利用されているということです。研究者は、「ハサンオウギの発見は、ゲンゲ属植物の多様性に対する人々の理解がいっそう深まり、ゲンゲ属の系統分類や進化、利用に積極的な意義がある」としています。(ZHL・MI)

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