初婚の平均年齢が30歳前後にまで高まる=中国

2023-02-16 16:02:15  CRI

 中国では現在までに多くの地方の民政部門が2022年度版の結婚関連の統計結果を発表しました。それらのデータによりますと、各地で初婚の平均年齢が30歳前後にまで高まったことが分かりました。 

 人口が多い江蘇省では、2022年に婚姻登記をした人の平均年齢は31.04歳で、うち男性は31.68歳、女性は30.4歳でした。初婚の場合には平均年齢が27.49歳で、うち男性は28.19歳、女性は26.74歳でした。同じく人口が多い河南省の民政部門の統計によれば、2022年の全省における初婚の婚姻登記平均年齢は男性が29.9歳、女性は28.8歳でした。前年の2021年には、初婚の登記平均年齢は男性が30.5歳、女性は29.4歳でした。地方政府が発表した公式データにより、各地で初婚の平均年齢には遅くなる傾向があることが明らかになりました。

  また、「中国国勢調査年鑑2020」によれば、2020年における中国人の平均初婚年齢は28.67歳にまで上昇し、うち男性は29.38歳、女性は27.95歳でした。2010年の中国人の平均初婚年齢は24.89歳で、うち男性は25.75歳、女性は24歳でした。つまり、10年間で平均初婚年齢は4歳近くも高くなりました。

 専門家は、「婚姻遅延」現象の出現は、ここ数年の中国の都市化レベルや経済発展レベルの向上と強い相関性があると指摘しています。経済発達地域では住宅価格、生活費、子どもの養育費などが高額であることが、結婚適齢期の人々の結婚の遅延につながっているとの分析です。(閣、鈴木)

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