中国の「ダブル・ギガバイト都市」が110カ所に 5G ユーザーは5.6億人超

2023-02-16 15:55:25  CRI

 福建省アモイ市で15日に開催された第2回「中国ギガバイトシティ・フォーラム」では、中国の「ダブル・ギガバイト都市」は2022年末の時点で110カ所に達し、5Gユーザー数は5億6100万人になったと紹介されました。

 「ダブル・ギガバイト」とは、5Gモバイルネットワークと光ファイバブロードバンドネットワークの双方で、ユーザーに毎秒1ギガバイト(1Gbps)以上の通信速度を提供できることを意味します。すなわち、「ダブル・ギガバイト」都市とは、ネットの利用について大帯域幅、高速、低遅延といった特徴が実現した都市を指します。「ダブル・ギガバイト」環境が実現すれば、ユーザーは移動中の状況にあっても1カ所で回線を使う状況にあっても安定したギガバイトネットワークに自由かつ円滑に切り替えることができます。

 中国では2021年末に、第1陣の「ギガバイト都市」として構築された都市のリストが発表されました。同リストには北京、上海、深センなど29都市が含まれていました。今回のフォーラムでは81の都市からなる第2陣の「ギガバイト都市」リストが発表されました。

 中国では2022年末までに、すべての市で光ファイバブロードバンドネットワーク、すべての県で5Gモバイルネットワーク、すべての村でブロードバンドが開通しました。ギガバイトネットワークのユーザーは9000万人を超え、5Gユーザーは5億6100万人を突破しました。「ギガバイト都市」では、人口1万人当たりの5G基地局の数が、中国全国平均である15.7カ所を上回る22.2カ所に達しており、「ギガバイト都市」では平均500 Mbps以上の通信速度を利用できるユーザーの割合が、全国平均の24.8%を上回る32.6%に達しています。

 中国において「ダブル・ギガバイト」はすでに、デジタル経済を支える重要なネットワークインフラです。中国移動(チャイナ・モバイル)、中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国電信(チャイナ・テレコム)、華為(ファーウェイ)などの業界大手は5G通信の発展を積極的に推進することで、ダブル・ギガバイトネットワークと実体経済の融合を促進しています。これまでにデジタル政府、スマート港湾、スマート教育、スマート文化・旅行、スマート交通、スマートホーム、スマート製造、スマート病院などが現実のものになりました。(任春生、鈴木)

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