中国、高温・極寒・高標高対応のモノレールを独自開発

2023-02-16 13:22:37  CRI

 中国が独自に開発した高温、極寒、高原などの特殊な環境に適応できる初の中量旅客輸送(片方向旅客輸送能力は1時間に1~3万人)モノレールシステム車両がこのほど、南西部にある重慶市でラインオフしました。

中国初の高温・極寒・高標高対応の中量輸送モノレールシステム車両

 同車両は登坂能力が高く、旋回半径が小さいという特徴もあり、最高運行速度は時速80キロです。定員は1両当たり136人で、乗客数に対応し編成数を柔軟に変更できます。 

 また、車両は炭素繊維複合材料、けん引とブレーキの一体化、列車制御システムの融合、電動ブレーキなどの先端技術を採用し、車両の軽量化を全面的に実現しており、車両軸重はわずか9トンだということです。これにより、モノレール敷設の土木工事量は15%ほど減少すると見込まれます。 

 このほか、車両は最高レベルの自動運転技術を採用し、車両の自動起動、自動走行停止、自動入庫などの機能を実現できると同時に、車車間通信(V2V)、新エネルギー供給、マルチネットワークシステム融合などの新技術を採用し、人々によりスマートな移動を体験してもらえます。(閣、野谷)

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