米国の「風船」が新疆やチベット上空を不法飛行=外交部

2023-02-15 21:44:59  CRI

 外交部の汪文斌報道官は15日の定例記者会見で、米国の「風船」が中国の領空を不法飛行した問題について、「すでに発表したように、米国は昨年5月以降、米国本土で大量の高空風船を飛ばしている。それらは世界を巡り続け、少なくとも10回にわたり新疆やチベットなどの中国領空を不法に飛行した。いずれも中国の関係部門の許可を得ていない」と指摘しました。

 また、中国の民間飛行船が不可抗力により米国領空に入り込んだことに言及し、「この件について、中国は米側に対し、繰り返し説明を行った。しかし米国側は、米国の風船が中国領空を不法に飛行したことについては一言も触れず、中国側が虚偽の情報を流したと主張している」と指摘しました。

 さらに、「米側は、中国の飛行船が米国の領空に迷い込んだことを主権侵害だとして中国を非難している。では、米国の風船が中国領空を不法に飛行したことについては、どのように説明するのか」と米国に問いかけました。最後に「米側はこの点について、中国と国際社会に説明する必要がある」と指摘し、中国への中傷をやめ、米国民と国際社会に誤解を与えるような言動をやめるよう米国に求めました。(朱、MN)

ラジオ番組
KANKAN特集