北斗衛星測位SBAS技術、鉄道スマート測量分野で初の応用

2023-02-15 13:41:05  CRI

 上海・重慶・成都高速鉄道の五峰-恩施区間でこのほど、国家重点研究開発計画プロジェクト「陸路交通インフラスマート化設計における共通性重要技術」にもとづく北斗衛星航法補強システム(SBAS)の建設が着工されました。北斗衛星測位技術が鉄道のスマート測量分野に応用されるのは初めてです。

 北斗衛星航法補強システムは地上型衛星航法補強システム(GBAS)と比べてネットワーク構築の効率が高く、複雑な山間部沿線区間を広範囲で連続して測位するという難題を解決できます。上海・重慶・成都高速鉄道の五峰-恩施区間は複雑な環境が鉄道の探査・設計の高精度測位に大きな試練を突き付ける区間であり、同プロジェクトを検証するモデル区間に定められました。

 設計を担当する中鉄第四探査設計院のプロジェクト責任者の馬俊氏は、「弊社は衛星測位技術を初めて鉄道のスマート測量分野に応用する。北斗のGBAS とSBASサービスに基づく高精度のプロジェクト制御ネットワークを構築し、鉄道の測量及びその後の施工と建設に高精度の測位サービスを提供する」と説明しました。(ヒガシ、鈴木)

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