2022年、中国の風力・太陽光発電量が1兆キロワット時を初突破

内蒙古自治区オルドスで進む風力発電プロジェクト

　中国の風力と太陽光による年間発電量が2022年に初めて1兆キロワット時を突破したことが、国家エネルギー局が13日の記者会見で発表したデータから分かりました。

　2022年の風力・太陽光発電量は1兆1900万キロワット時に達し、前年（2073億キロワット時）に比べて21%増え、全国の都市部・農村部住民の生活電力消費量に近づいています。

　また、2022年の再生可能エネルギー発電量は2兆7000億キロワット時に達し、社会全体の電力消費量に占める割合は31.6%と前年に比べ1.7ポイント上昇し、エネルギー供給保障面で果たす役割がますます重要になっています。

　さらに、2022年の全国の風力・太陽光発電の新規設備容量は過去最高の1億2000万キロワットを突破し、再生可能エネルギーの設備容量が12億キロワットを突破するのをけん引しました。再生可能エネルギーの新規設備が電力新規設備の主体となっています。（非、柳川）