ライブコマース、農村の産業構造グレードアップを推進

2023-02-13 14:03:07  CRI

 1990年代生まれの牟慧さんは中国中部の湖北省恩施市芭蕉トン族郷南河村出身の女性です。故郷の美食をライブコマースで全国各地にPRした結果、村の小さな腊肉(ラーロウ)工場は近代的な工場にグレードアップしました。

 牟慧さんのご主人は通販業を営んでおり、主に恩施市の特産品を販売しています。2019年の暮れ、牟慧さんは夫が扱う商品の販路開拓のためにインターネットの生中継で農産物を販売することを思いつき、ライブコマースを始めました。

 ラーロウとは、冬の冷たく乾燥した時季に、中国各地で作られる干し肉のことです。村人たちは冬になるとラーロウを作り始め、ソーセージやベーコン、燻した豚バラ肉などの特色ある食品が牟さんのライブコマースを通じて販売されます。「土家(トウチャ)族の味」をたっぷりと紹介することで、恩施の地元特産品の販売は好調です。

 ライブコマースを始めてから、牟さんは自らの努力が確実に報われたことで、すべての努力に価値があると思うようになりました。牟さんによると、ラーロウがライブコマースで人気商品となった後、既に五つの工場が彼女と納品契約を結んだということです。

 過去2年間、牟さんのライブコマースは既に周囲の21世帯に70人の雇用を生み出し、間接的に上・下流に180人の雇用を生んでいます。(藍、坂下)

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