中国・ケニア共同建設のナイロビ高速道路 通行台数1千万台を突破

2023-02-10 14:16:12  CRI

 中国とケニアが共同建設したケニア・ナイロビ高速道路の通行台数はこのほど累計で1千万台を突破しました。

 ナイロビ高速道路は2020年9月に着工し、2022年5月に試験運用を開始しました。これまでの通行台数は累計で1千万台に達しており、ここ1カ月の平日の平均交通量は5万台、1日の最高交通量は6万3000台に達しました。

ナイロビ高速道路

 同高速道路はナイロビの中心部とジョモ・ケニヤッタ国際空港を結び、ナイロビのセントラル・ビジネスエリア、国会議事堂、大統領府などの重要なランドマークを経由し、全長27.1キロで、市街地の渋滞を大幅に緩和しました。これにより、空港から市街地までの通行時間は元々の2時間から20分に短縮されました。

 また、一時停車なしで料金を徴収するETCシステムは現地では初めて導入されたもので、現在までにETCカードの発行量は12万枚を突破し、ETC利用者の割合は当初の27%未満から70%に上昇しました。

 なお、ナイロビ高速道路は建設段階で、現地に6000人を超える雇用を生み、運営に際しては600人の現地従業員が雇用されました。同プロジェクトは300万人近いケニア人に直接的な利益をもたらしました。

 ケニア交通省のムブグア交通副長官は、ナイロビ高速道路は同地域の人々の、良好な交通ネットワークを持つという夢を叶えてくれたと語っています。(閣、坂下)


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