北京
PM2.577
23/19
バイデン米大統領がこのほど行った一般教書演説で中国関連の発言をしたことに対し、中国外交部の毛寧報道官は8日に北京での定例記者会見で、「中国は競争を避けたり恐れたりはしないが、競争という観点ですべての中米関係を定義することには反対する」と訴えました。
毛報道官は、「中米両国がそれぞれの成功を収めることは互いにとってのチャンスであり、挑戦ではない。地球は十分に広く、中米それぞれの発展と繁栄は同時に成立しうる。中国は競争を避けたり恐れたりはしないが、競争という観点ですべての中米関係を定義することには反対する。競争という旗印の下、他国を中傷したり、他国の正当な発展の権益を制限したり、またグローバル産業チェーンとサプライチェーンに損害を与えたりといったことは責任ある大国のやり方ではない」と示しました。
さらに、「健全で安定した中米関係は両国民の根本的利益に合致し、国際社会の期待にも沿うものだ。米国は客観的かつ理性的に中国を認識し、積極的かつ実務的な対中政策を実施しながら、中国と共に中米関係が健全かつ安定した発展の軌道に再び戻るように推し進めていきたい」との希望を示しました。(Lin・井上)