外交部 米国にシリアへの一方的制裁の即時解除を呼びかけ

2023-02-08 19:50:15  CRI

 

(震災後のシリア北部のアレッポ県)

 外交部の毛寧報道官は8日の定例記者会見で、米国に対し、「シリアへの一方的な制裁を即時解除して人道支援のために門戸を開いてほしい」と呼びかけました。

 毛報道官は、「シリアは、長年にわたる戦乱と動乱のうえ、大地震にまで見舞われ、深刻な人道的危機にさらされている。米国は長期にわたってシリア危機に介入し、頻繁に軍事関与を行いながら、厳しい経済制裁を加えてきたことがシリアで多くの犠牲者を生むこととなり、人々は基本的な生活保障を得ることさえ難しく、経済成長や復興過程においても多くの困難に直面している。現在も米軍は依然としてシリアの主要な油田を占領し、生産される原油の8割以上を奪い、さらにシリアの穀物を略奪して国外へ密輸し、小麦畑を焼き払うなどして、人道的危機は悪化の一途をたどっている」と批判しました。

 そのうえで米国に対し、「大きな自然災害が起こってしまった今、シリアへの一方的な制裁を即時解除し、人道支援のために門戸を開いてほしい」と呼びかけました(Lin・MI)

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