北京
PM2.577
23/19
中国の戴兵国連次席大使は6日、ウクライナ危機を巡り、関係各方面に対し、「真に民衆のことを思い、真に平和推進に全力を尽くすため、紛争の当事者が一日も早く和平交渉を再開して早期に停戦するよう、手を尽くすべきだ」と改めて呼びかけました。
戴氏はウクライナの人道状況に関する安保理会合で、「ウクライナ危機が勃発してから1年近くがたつが、地上での衝突は緩和の兆しが見えておらず、関係各方面には和解と会談を促す誠意と政治的解決の決意が欠けている」と指摘した上で、武装衝突が続く中で人道問題を優先する必要性を強調しました。
ウクライナ国内にある核施設の安全と安全保障の問題については、「核施設で事故が起きれば、それによってもたらされる人道上の災難と環境災害は計り知れない」「ザポリージャ原子力発電所への砲撃を直ちに停止し、衝突がエスカレートして核危機へと発展するのを全力で阻止するよう呼びかける」と述べて、中国の姿勢を示しました。
さらに、「世界の食糧・エネルギー・金融の安全に関わる問題において、関係各方面は人道的に責任ある態度を示し、責任ある方法で危機の波及と影響を管理・コントロールすべきだ」とも述べました。(朱、柳川)