旧正月が米ニューヨーク市の法定休日に

　米ニューヨーク市議会の公式サイトによると、ニューヨーク市議会の議員総会は2日、「旧正月（春節）決議案」を全会一致の49票（2人の議員が欠席）で可決しました。これにより、旧正月はニューヨーク市の法定休日となりました。ニューヨーク市に住むアジア系市民にとって、歴史的な瞬間といえます。

△ニューヨーク市の法定休日となった旧正月を祝う米国の華人 

　ニューヨーク市議会はまた、旧正月を連邦休日とするよう米議会およびバイデン大統領に呼び掛ける424号決議案を可決しました。複数のニューヨーク市議員は、「同決議案の可決は、ワシントンの立法者に対し、この都市で旧正月を祝日とすることが広く支持されていることを示している」と述べました。

　大まかな統計によると、伝統的な旧正月を祝う風習はすでに世界の約200の国と地域に伝わっており、世界的な祝日となっています。一部の国や地域はすでに法定休日に組み入れています。インドネシアでは2002年に中国の旧正月が国民の祝日に指定されました。2016年、ブラジルのリオデジャネイロ州は正式に旧正月を州法定休日に指定しました。2020年、米カリフォルニア州は中国の旧正月を州法定休日に定めました。また、2020年、タイでは旧正月が法定休日と定められました。（ZHL、野谷）