北京
PM2.577
23/19
第77回国連総会のクールシ議長は2月1日から4日にかけて中国を訪問しました。この訪問はクールシ議長にとって、昨年9月の国連総会議長就任以来、初めての中国訪問です。日程終了を前に、クールシ議長は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)のインタビューに応じました。
クールシ議長は、「今回の中国訪問の目的は、非常に重要なプロジェクトのパートナーを見つけることだ。中国で同じ志をもつ友人を見つけることができて、とても良かった。中国が持続可能な発展の分野でのビッグデータの活用に感銘を受けた。今の世界は変化を必要としている。国連には改革が必要であり、大きな科学技術的可能性を秘めた中国のような大国は非常に重要なパートナーだ」と語りました。
またクールシ議長は、現在の一国主義や保護主義が世界の平和と発展に及ぼす影響について、「国連加盟国193カ国のうち、3分の1近くがかなり貧しい国であり、76カ国が金融崩壊の瀬戸際に立たされている。排他主義や地政学的争いは経済回復と持続可能な発展に非常に悪影響を与える。団結と多国間主義こそ、今の世界が切実に必要としているものだ」と指摘しました。(馬げつ、MN)