秦剛外交部長、日本の林芳正外相と電話会談

2023-02-03 11:54:20  CRI

 秦剛外交部長は2日、日本の林芳正外相と電話会談を行いました。

 秦外交部長はその際、「中日は一衣帯水の近隣であり、平和共存、友好協力は双方にとって唯一の正しい選択である。今年は中日平和友好条約締結45周年であり、中国はこれを契機に、日本と共に条約の精神を再確認して条約の義務を履行し、『互いはパートナーであり、互いに脅威とはならない』という重要な政治的共通認識を堅持し、各分野の協力を深め、中日関係が正しいレールに沿って改善・発展するよう推進していきたい。日本側が客観的かつ理性的に中国を認識し、歴史問題や台湾問題などの重要な問題において、約束を重んじ、言行を慎み、軍事安全保障分野で慎重に行動し、釣魚島問題で右翼勢力の挑発をやめさせるよう希望する。また、日本側が中国との経済・貿易・科学技術協力に当たって引き続き市場原則と自由開放精神を堅持し、核汚染水を公開、透明、科学的かつ安全な方法で適切に処理するよう希望する。さらに、双方が戦略的自主性を堅持し、共同でアジアを発展させ、建設していくべきだ」と述べました。

 これに対して、林芳正外相は、「日中の発展と繁栄は互いにとって欠かすことのできないものであり、両国関係は幅広い協力の余地と大きな発展の潜在力を秘めている」との意を伝えました。林外相は、また「日本は中国と共に、日中平和友好条約締結45周年を契機に、条約の精神を再確認し、両国の指導者が合意した重要な共通認識を実行に移し、各レベルでの対話と国民間の交流を強化し、実務的な協力を推進し、日中関係を建設的で安定したものにしていきたい。日本は、中国が国際社会に積極的に貢献することを歓迎し、多くの分野で中国側と協力を強化していくことを望んでいる」との意思を表明しました。(藍、坂下)

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