「青鳥プロジェクト」がへき地住民の健康により良い保障を提供

2023-02-03 21:52:22  CRI

 四川省馬辺イ族自治県雪口山鎮衛生院ではこのほど、地元住民がスマート医療管理プラットフォームを利用した健康診断を受けました。スマート医療管理プラットフォームは血圧、血中脂質、血中酸素の測定のほか、ビデオによる対面診察を実現し、住民が自宅の近くでより多く診療の機会を得られるようになりました。

△スマート医療管理プラットフォームを利用して検査を受ける患者 

 少数民族が暮らす馬辺イ族自治県は、へき地の高山にあり人里から離れていることから、医療インフラの立ち遅れや住民の健康意識の低さなどの要因により、県内では高血圧や糖尿病などの慢性疾患の発症率が高くなっています。慢性疾患の診断、治療、管理における現地の弱点を効果的に解消するため、2022年、浙江省紹興市越城区の支援を受けた「青鳥プロジェクト」が正式にスタートしました。 

 東西部協力メカニズムの下、越城区と馬辺県が連携し、産業の発展や、資源の共有、医療支援などで幅広い協力を展開しています。越城区は慢性疾患の診断、治療、管理における優位性を十分に発揮し、馬辺イ族自治県人民医院に県クラスの慢性疾患管理センターを設立し、スマート医療管理プラットフォームに接続して、郷(鎮)・村レベルの慢性疾患外来を開設し、県・郷・村が一体化し、標準化された慢性疾患診断・治療・管理システムを構築しました。 

△馬辺イ族自治県人民医院にある慢性疾患管理センター 

 馬辺イ族自治県人民医院の呂慶国院長は、「スマート医療管理プラットフォームのおかげで、健康データの管理、健康リスクの予測を実現しただけでなく、馬辺県の末端医療施設が紹興華西医院と良質な医療資源を共有できるようになった」と述べました。 

 紹興市から派遣され支援に当たった馬辺県の沈水梫副県長は「東部都市の豊富な慢性疾患の診断、治療、管理の経験に基づいたこの『青鳥プロジェクト』は、住民の健康指数を効果的に引き上げることができるだろう」と話しました。(ZHL・MI)

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