中国、国際重要湿地82カ所

2023-02-03 14:38:42  CRI

 2月2日は今年で27回目の「世界湿地の日」です。中国の国際重要湿地は北京延慶野鴨湖、黒竜江大興安嶺九曲十八湾、江蘇淮安白馬湖など、新たに18カ所が増えたことにより、その数は82カ所に達し、総面積は764万7000ヘクタールで世界第4位にランクされています。
 今年の「世界湿地の日」のテーマは湿地の再生です。当日は浙江省杭州市西渓のメイン会場でPRイベントが行われたほか、2022年度の中国国際重要湿地生態状況に関するモニタリングの成果が発表されました。これによりますと、国際的に重要な湿地の生態状況は全体的に安定が保たれており、湿地の総面積は前年より多少増加しています。水質は改善に向かう傾向にあり、水源の補給状況も安定しています。生物多様性の豊かさが増し,湿地に分布する植物の種類は2391種に達しています。湿地の保護・再生の効果もめざましく、黒竜江省や湖北、山東、海南などでは退化した湿地が効果的に回復しています。

              北京野鴨湖国際重要湿地。
 「ラムサール条約」のムソンダ・ムンバ事務局長はこのイベントでビデオ挨拶を行い、中国が「ラムサール条約」第14回締約国会議のホスト国と議長国として果たしたリーダー的な役割に感謝の意を示しました。また、「中国は法律と政策の枠組みを絶えず改善し、『湿地保護法』と『全国湿地保護計画(2022~30年)』を実施して、国内の湿地保護管理の強化に向けて取り組んできた」と述べ、中国が今後の3年間、「ラムサール条約」の議長国として世界の湿地保全事業をリードすることに期待感を示しました。(朱、坂下)

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