腫瘍専門家の故郷での年越しが大規模な無料診療現場に

2023-02-02 11:58:36  CRI

 今年の春節(旧正月)の大型連休(1月21〜27日)期間中、河南省腫瘍病院腫瘍内科の陳小兵主任医師は実家に帰省して年越しをし、元日の昼から旧正月の4日夜にかけて、50人の患者を診察しました。 

 陳さんは河南省洛陽市伊川県馬回営村出身で、毎年旧正月になると、実家に帰って父を訪ねます。これまでの十数年と同じように、故郷で祝日を祝うこの数日間、診察の依頼があれば、すぐにやっていることを止め、X線画像や検査報告書を手に真剣に調べ、患者やその家族と病状分析を行いました。 

 陳さんの名声を慕って訪ねてきた患者の中で、陳さんがひときわ注目している患者がいます。この患者は8年に2回、がんを患い、早期発見ができたことから、いずれも比較的良い治療効果を得ました。自分の助言で早期に治療を受けられた患者を見て、陳さんも喜んでいます。「とても感銘を受けた。彼ががんに罹患したこの8年余り、私が帰省するたびに訪ねてきた。不幸なことに2度がんにかかったが、幸いにも2度とも治癒した。患者が治ったのを見て、本人よりもうれしかった」と話していました。 

 河南省の科学普及首席専門家として陳さんは、祝日と休日に村の人々のために健康科学普及講座を開き、村人たちに分かりやすい病気予防や健康養生について教えています。陳さんは「私は田舎出身の臨床医だ。農村には科学的な予防意識の欠如、早期診断・早期治療意識の欠如がまだ存在していることを実感している。腫瘍を例にとると、発見されるのはほとんどが中・末期がんだ。健康診断とヘルスケアの意識がなく、このような状況を改善しなければならない」と述べました。 

 帰省期間中の無料診療を今後も続けていくのかと聞かれると、陳さんは、「もちろんだ。やらなければならない」とし、「なるべく多くの患者さんを診察し、病状を軽減できるだけ軽減する。これは医者の使命であり、責任であり、達成感を与えてくれる」と話しました。(ZHL、野谷)

 

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