デジタル人民元、旧正月期間中の消費を促進

　春節（旧正月）は伝統的に消費が盛り上がる時期です。デジタル人民元試行地域の地元政府と商業施設は今年の春節期間にデジタル人民元の利用を促す各種キャンペーンを行い、消費市場を活性化させ、消費ニーズを喚起しました。デジタル人民元による年越し用品と日用品の購入は、今年の春節期間における消費の新たなトレンドとなり、デジタル人民元は消費回復を促す新たな原動力にもなりました。

△デジタル人民元 

　広東省や浙江省、江蘇省、山東省などにある試行都市では、多くの地元政府がデジタル人民元クーポンを配布して市民の消費を刺激しました。深セン市は飲食業界を対象に総額1億元（約19億円）に上る補助金キャンペーンを実施しました。 

　商業施設によるデジタル人民元消費促進キャンペーンはより多様化しており、モバイル通信、百貨店・スーパー、交通・移動、観光など多くの応用場面をカバーしています。小売プラットフォームの美団（メイトゥアン）によりますと、春節の大型連休（1月21日～27日）に全国の各試行地域の消費者が、美団から受け取ったデジタル人民元のお年玉やクーポンをプラットフォーム上の2万余りのショップで消費しました。 

　デジタル人民元は、試行事業の実施に伴い市民の小売消費と日常生活に徐々に浸透しています。デジタル人民元による消費の頻度は明らかに高まり、規模は明らかに大きくなっています。（ZHL、柳川）