中国のコロナ対策、中医学と西洋医学の融合治療をさらに強化へ

2023-02-01 11:04:18  CRI

 国務院合同予防・抑制メカニズム医療治療グループはこのほど、「総合病院と専門病院における新型コロナウイルス感染症中西医共同治療活動の一層の強化に関する通知」を発表し、「メカニズムあり、チームあり、措置あり、効果あり」という「4あり」を中心とした、中西医融合治療モデルをさらに実行し、総合病院と専門病院の中医薬サービス能力を高めるよう指示しました。

 中西医融合治療は、重症の一層の悪化を阻止・緩和し、軽症化を促進し、致死率を低下させることができます。新型コロナ発生からの3年間、中国は重症者の治療における中西医融合メカニズムを絶えず強化し、「4あり」の融合治療モデルを構築・整備してきました。

 通知は、二級以上の総合病院と専門病院に対し、新型コロナウイルス感染症治療中西医共同治療メカニズムを構築・整備し、中医学の医師と西洋医学の医師が共同で病院レベルの専門家チームを結成し、共同回診、多学科立会診察、症例討論などを展開し、重症・重篤患者に対する中西医融合治療措置を共同で研究・確定するよう提言しています。重症・重篤患者の治療においては、「新型コロナウイルス感染診療方案(試行第10版)」「新型コロナウイルス感染重症病例診療方案(試行第4版)」に基づき、中医学の処方薬(注射剤を含む)、薬材、技術を積極的かつ合理的に使用しなければならないとしています。

 また、各総合病院と専門病院は、新型コロナウイルス感染症に関連する中医学の処方薬と薬材の調達・備蓄を強化し、特に重症・重篤患者の治療に対応する中医薬の品種(注射剤を含む)を重点的に備蓄し、供給を保証しなければならないとしています。(ミン・イヒョウ、柳川)

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