中国初、コンテナ船でLNG ポータブルタンク式充填を実現

2023-02-01 12:10:44  CRI

 液化天然ガス(LNG)を燃料とする5000トン級コンテナ船2隻が1月31日、京杭大運河の江蘇区間で出港しました。従来の船舶用液化天然ガス充填方式とは異なり、今回採用されたのは液化天然ガス船舶動力燃料ポータブルタンク交換方式で、中国国内で初の試みです。これは液化天然ガス船舶動力燃料ポータブルタンク交換方式が正式に船舶燃料補給市場に参入したことを意味します。

 今回、動力燃料のポータブルタンク交換方式を採用したこのコンテナ船2隻は、1隻ごとに標準コンテナサイズのポータブルタンクを二つ搭載しています。各タンクには17トンの液化天然ガスが充填されており、航行能力は3000キロに達し、京杭大運河全体の航行が可能で、途中で燃料補給を必要としないということです。

 中海油江蘇液化天然ガスタンク交換プロジェクトグループの苗小超グループ長によると、このポータブルタンク交換で貨物船にガスを供給するのは、新エネルギー車で言えば電池交換に似たようなことで、中国で初めてだそうです。交換の所要時間は15~30分で、従来の充填方法に比べて60~70%短縮されるということです。(ミン・イヒョウ、野谷)

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