中国、量子コンピューター完成品引き渡し能力を備えた世界で3番目の国に

2023-01-31 13:33:23  CRI

 安徽省量子計算工学研究センターによりますと、量子コンピューターメーカーの合肥本源量子は複数の国産量子コンピューターの開発に成功し、1台をユーザーに引き渡しています。これにより、中国は量子コンピューター完成品の引き渡し能力を備えた世界で3番目の国となりました。 

 同センターの張輝主任によりますと、量子コンピューターは各国が競争を繰り広げる焦点の一つで、ますます多くの研究機関や大手企業が競争に参入し、実用化可能な汎用量子コンピューターの開発プロセスが加速するとみられています。 

 張主任によりますと、世界では100社余りの量子コンピューター企業が多くの人的・物的資源を投入して開発を進めています。カナダの企業が2011年に量子コンピューターを初めて販売し、米IBMは19年に商用量子コンピューターの引き渡し・配置を行っています。本源量子の量子コンピューターは21年にユーザーに引き渡されました。 

 中国初の量子コンピューター企業である本源量子は、20年に初の国産超伝導量子コンピューター「本源悟源」の開発に成功し、クラウドプラットフォームを通じて世界のユーザーに量子計算サービスを提供しています。22年には国内初の量子コンピューターとスーパーコンピューター双方の優位性を発揮できる協同計算システムソリューションを発表しました。(Mou、柳川) 

中国、量子コンピューター完成品の引き渡し能力を備えた国に 

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