中国、アフリカの債務問題の本質は開発問題

2023-01-31 21:19:28  CRI

 中国外交部の毛寧報道官は31日、ザンビアの債務再編問題について、「中国は一貫してザンビアの債務問題を重視しており、G20(先進国に新興国を加えた主要20カ国)の『共通の枠組み』の下でザンビアの債務処理に建設的な役割を果たしてきた」と述べた上で、「アフリカの債務問題の本質は開発問題だ」と強調しました。

 報道によりますと、世界銀行のマルパス総裁は25日、中国が債権者委員会で多くの問題を提起したことでザンビアの債務再編プロセスが遅れたと述べました。これに先立ち、イエレン米財務長官はザンビアを訪問した際、中国がザンビアの債務問題解決の障害になっていると述べています。

 毛報道官はこれについて、「ザンビア財務省が開示したデータによると、現在、ザンビアの対外債務の内、多国籍金融機関からの債務が24%、西側を中心とする商業債権者の債務が46%を占めており、両者が保有する債務がザンビアの対外債務の大部分を占めている」と指摘しました。

 毛報道官は、「アフリカの債務問題の本質は開発問題だ」として、「中国は長年にわたり、自らの資金と技術の優位性を生かして、アフリカ諸国が多くのインフラ構築と生産的なプロジェクトを実施するのを支援し、現地の経済発展と民生改善を着実に促進してきた」と強調しました。(ヒガシ、坂下)

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