中国の鉄道利用客、5日連続で1000万人超え

　中国では春節連休後のUターンラッシュが続いています。鉄道による旅客輸送は26日から30日までの5日間連続で、1000万人を超えました。鉄道側は臨時列車を増発し、輸送能力を機動的に整備することで、ピーク時の旅客輸送需要を満たしています。

　国家鉄路集団によると、中国の鉄道各社は30日、1万422本の旅客列車を運行して延べ1120万人を輸送したと見込まれています。

　旅客が集中する地方では、鉄道会社が旅客の移動状況に基づき運輸能力を調整しています。北京局集団公司は30日、49.5往復の臨時旅客列車を増発しました。国家鉄路集団成都局は旅客数と乗車券の予約販売状況に基づき「1日1プラン」を実施し、夜行高速列車や出稼ぎ専用列車を機動的に運行し、同日は計800本余りの旅客列車を運行しました。広州南駅、広州駅、深セン北駅、長沙南駅などの主要駅では到着客が非常に集中していることから、中国鉄路広州局集団有限公司（略称は広鉄集団）は同日、夜間高速鉄道88.5往復を含む158.5往復の列車を増発し、中短距離移動の需要を満たしました。（hj、鈴木）