中国、モバイルIoT接続数が世界の7割占める

2023-01-30 13:45:08  CRI

 工業情報化部によりますと、国内ではモバイルIoT(モノのインターネット)のユーザー規模が急拡大し、2022年末時点の接続数は18億4500万で、21年末時点より4億4700万増え、世界の総数の70%を占めています。  

 その特徴の一つとして、ネットワークインフラがより堅固なものになり、マルチネットワークが協同発展する構図がおおむね確立したことが挙げられます。22年末時点の移動通信基地局の総数は1083万局で、22年通年で87万局増えました。ナローバンドIoT(NB-IoT)、4G、5Gがマルチネットワークで協同発展する構造がおおむね確立し、ネットワークのカバー能力が持続的に向上しています。ナローバンドIoTの規模は世界最大で、全国の主要都市の郷鎮以上の地域の連続的なカバーを実現しています。4Gネットワークは全国の都市部・農村部を遍くカバーし、5Gネットワークはすべての県庁所在地の市街地区をカバーしています。 

  統計によりますと、22年末時点のモバイルネットワーク端末接続数は35億2800万で、うちモバイルIoT端末ユーザー数は携帯電話ユーザー数を1億6100万人上回り、モバイルネットワーク端末接続数に占める割合は52.3%に達しています。 

  もう一つの特徴は、応用場面が多様化し、産業チェーンの改善が進んでいることです。チップ、モジュール、端末、ソフトウエア、プラットフォーム、サービスなどを網羅する比較的整ったモバイルIoT産業チェーンがすでに出来上がっています。モバイルIoT端末は、公共サービス、IoV(クルマのインターネット)、スマート小売、スマートホームなどの分野で応用されています。その規模は公共サービスが4億9600万、IoVが3億7500万、スマート小売が2億5000万、スマートホームが1億9200万で、業界での応用はスマート製造、スマート農業、スマート交通、スマート物流、消費者IoTなどの分野へと広がっています。(Yan、柳川) 

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