春節明けの労働力市場は大賑わい

　春節（旧正月）の連休が明け、中国各地の企業では急ピッチで生産ラインの再稼働を進めており、労働者の職場復帰が加速しています。

　1月21日から27日の春節連休中、江蘇省蘇州市の人力資源社会保障機関の職員と重点企業10社の責任者は、従業員募集のために専用車に乗り込み、江蘇省から500キロ以上離れた河南省信陽に向かいました。

　蘇州市と同様に、全国各地の企業は春節の休みを返上して増産を進めており、労働力の需要が急増しています。

　浙江省海寧市の自動車用電子製品を生産するあるハイテク企業では、すでに1月の受注量が昨年の年間受注量と同程度に達しており、第一線の作業員と技術研究開発者を100人以上募集しています。

　各地での経済の活況に伴い、春節後の労働市場も活発化しています。春節ムードがまだ消えない中、多くの労働者が職場復帰への道を歩み出しました。西部地区の広西チワン族自治区、寧夏ホイ族自治区、貴州省などからの出稼ぎ労働者は、広東省、浙江省、福建省、海南省などへの直通車に乗り込み、続々と職場復帰に向かっています。（Mou、MN）