中国宇宙ステーション、今年は有人宇宙船2隻と宇宙貨物船1隻を迎える

2023-01-19 11:43:26  CRI

 18日に北京市内で行われた「中国宇宙科学技術活動青書(2022年)」の発表会によりますと、中国宇宙ステーションのミッションとして、今年は有人宇宙船の神舟16号と17号、宇宙貨物船の天舟6号の打ち上げが予定されています。 

 宇宙開発に携わる国有企業、中国航天科技集団の担当者が発表会で明らかにしたところによりますと、今年は神舟15号と16号の乗組員が連続して駐留し、宇宙飛行士と貨物が船外に出て宇宙科学や材料、技術などの試験プロジェクトをサポートするほか、宇宙ステーション施設や設備のメンテナンス、技術のグレードアップが行われます。中でも、大小のロボティックアームのカスケード状態での船外荷重サポート、小ロボティックアームの取付と荷重、飛行士と貨物の同時船外活動は今年初めて行われます。 

中国宇宙ステーションの将来的なシミュレーション図 

 有人宇宙船については今年、神舟15号、16号、17号、18号の4隻に関して計画通り、2回の帰還、2回の交替ドッキング、3回の緊急支援待機を実行します。後続の宇宙船の開発も行われます。今年の有人宇宙船のミッションは高密度で多くの船を並行して開発する状態を保ち、半年ごとに1隻の有人宇宙船の発射が常態化する見込みです。 宇宙貨物船については今年、天舟6号の打ち上げが予定されています。神舟16号と17号の乗組員の生活物資や乗員設備、駐留用の消耗品の輸送、宇宙ステーションの推進剤の補給、地上の指令による備品のメンテナンスや船体ボンベへの補給、軌道作業で行う応用試験のための設備と消耗物資の輸送が実施されます。(藍、柳川)

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