米は感染情報とデータの速やかな公開を=外交部

2023-01-17 20:16:09  CRI

 外交部の汪文斌報道官は17日の定例記者会見で、新たな変異ウイルスXBB.1.5の感染が急速に広がっている米国に対して、速やかに、かつオープンで透明性を保ち、自国内の感染情報とデータを世界保健機関(WHO)や国際社会と共有すると共に、適切で効果的な措置を講じて感染症のさらなるまん延を防ぐよう求めました。

 汪報道官は席上、「WHO欧州地域の責任者はこのほど、中国で現在流行しているウイルス株は欧州やその他の地域では以前から既に確認されており、中国の感染状況が欧州に大きな影響を与えることはないと公の場で表明した。欧州諸国が旅行客に対して予防的な措置を講じる場合、それらの措置は科学的かつ適度なもので、非差別的なものでなければならない」と指摘しました。

 その上で、米国疾病予防管理センター(CDC)のデータを引用して「現在、新たな変異ウイルス『XBB.1.5』が米国で急速に広がっており、米国内の新規感染者の43%を上回るほどになっている。最近、XBB.1.5への感染が急速に拡大していることについて、WHOは11日に発表した最初のリスク評価報告で、XBB.1.5はこれまでの変異株の中では、抗体に対する抵抗性が最も強い変異株で、早期感染力と免疫から逃れる性質も最も強い部類に入っているため、大規模感染が発生する可能性があると発表している」と指摘しました。

 汪報道官は「米国は速やかに、かつオープンで透明性を保ち、自国内の感染情報やデータをWHOや国際社会としっかりと共有し、確実かつ効果的な措置を講じて、さらなる感染拡大の防止に当たっていくべきだ」と述べました。(Yan、坂下)

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