【CRI時評】中国のワクチンは安全で有効、いかなるデマも否定できない

2023-01-17 11:09:58  CRI

 「米国のメディアは中国のワクチンについて多くの誤った情報を伝えている」。米公共ラジオ(NPR)はこのほど、イエール大学の公衆衛生専門家、陳希氏の見解を引用し、デマ拡散の責任は米国のメディアにあると指摘した。

 中国のワクチンの良しあしは科学に語らせるべきものだ。中国のワクチンが採用する不活化技術は世界公認の成熟し安定した技術だ。中国のワクチンが、世界保健機関(WHO)が新型コロナワクチンに設定した、発症を予防し、重症者や死亡者の発生をできる限り減らすという基準を満たすことは、科学的研究と実践の両方によって証明されている。

 香港大学の疫学専門家、ベンジャミン・コーリング氏とそのチームが、香港における2022年初頭の症例約2万件のサンプルを分析した結果、中国国産不活化ワクチンの60歳以下の成人の重症化を防ぐ力は、米国のファイザー社やモデルナ社のmRNAワクチンと同様であることが分かった。

 2021年にブラジルの小都市セハナで住民全員に中国のワクチンを接種したところ、新型コロナによる死亡者数が95%減少し、入院者数が86%減少し、発症が80%減少した。ウォール・ストリート・ジャーナルは、セハナでのこの実験は新型コロナと闘う国々に希望をもたらすものだと報じた。中国のワクチンを大規模に使用しているいずれの国においても、これまでのところ安全面での問題は見つかっていない。セルビアのブチッチ大統領は「われわれの国民は中国のワクチンを信じて疑わない」と話し、ブラジルの民衆からは「よろいのように守る中国のワクチンに感謝」との声が聞かれる。これらは全世界の人々の心の声を代表するものだ。

 WHOは中国の3種類の新型コロナワクチンを緊急使用リストに追加し、100カ国以上が中国のワクチンの使用を承認している。トルコ、アラブ首長国連邦、チリなど30カ国以上の国家指導者が率先して中国のワクチンを接種し、多くの国が中国のワクチンを低年齢児童向けに使用する唯一のワクチンとしている。国際社会は中国のワクチンに「信任票」を投じており、いかなるデマも否定することはできない。

 ワクチンはウイルスとの闘いに役立つ武器であり、米国の一部の人間の政治的な道具ではない。ワクチンの良しあしを決めるのは生い立ちではなく効果だ。米国の一部の人間は、科学に反し事実を無視するデマを繰り返すくらいなら、自国の防疫における問題を直視し、ワクチンを寄贈するという約束を一日も早く果たし、自国民と世界的なコロナ対策のために現実的なことをすべきだ。(CRI論説員)

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