日米共同声明は自国の軍事力解放の口実を探す=外交部

2023-01-16 20:39:06  CRI

 日米の外相と国防相はこのほど、「2+2」会合を行って共同声明を発表しました。これを受け、中国外交部の汪文斌報道官は16日の定例記者会見で、「日米共同声明は言葉を操り、視聴を混同し、『中国の核脅威』を喧伝し、自国の軍事力の解放の口実を探そうとしている」と述べました。中国側はこの共同声明に断固として反対し、すでに厳正な交渉を申し入れました。中国は一貫して自衛・防衛の核戦略を断固として実行し、いかなる時、いかなる状況下でも「核兵器の先制不使用」を順守しており、また、核兵器を持たない国や地域に対して無条件に核兵器を使用しない、または使用すると威嚇しないことを明確に約束しています。

 汪報道官は「中国は5つの核兵器保有国の中で『核兵器の先制不使用』の約束をした唯一の国であり、中国の核戦力は常に国家安全保障に必要な最低レベルを維持している。どの国も中国に対して核兵器を使用しない限り、中国の核兵器の脅威にさらされることはない。これは最も実質的な透明性である。事実上、日米両国の核軍縮と不拡散問題におけるネガティブな動きこそ、国際社会が強く警戒すべきものだ」と強調しました。

 汪報道官はまた、「日本は『核兵器不拡散条約』の非核兵器締約国として、核拡散防止の国際的義務を確実に履行すべきである。しかし、日本はずっと米国の『核の傘』を享受しており、ひいては米国の核兵器先制使用放棄政策に反対、妨害しており、国際社会はこれに対して早くから懸念と疑問を抱いている。中国側は日米両国が冷戦思考、陣営対決を捨て、核軍縮と不拡散の義務を着実に履行し、世界や地域の平和と安定を守るためにしかるべき役割を果たすよう促す」と指摘しました。(張、CK)

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