中国 日米の中国への中傷に厳正な交渉申し入れ

2023-01-16 22:15:41  CRI

 米国のバイデン大統領と日本の岸田文雄首相は13日ワシントンで会談を行い、共同声明を発表しました。この声明は、中国がルールに基づく国際秩序に違反していることで現在のアジア太平洋地域の挑戦が高まっているとし、東海や台湾などの問題で中国を非難しました。

 日米首脳が共同声明で中国にいわれのない非難を行っていることについて、外交部の汪文斌報道官は16日の定例記者会見で、「日米が共謀して中国を中傷し、中国の内政に干渉し、中国の発展を抑圧する動きは、非常に偽善的であり、危険だ」と述べ、中国側がこれに断固反対し、厳正な交渉を申し入れたことを明らかにしました。また、必要な措置を講じて、国の主権や安全保障、発展の利益を断固として守り抜く中国側の決意を表明しました。

 汪報道官は「日本はかつて軍国主義の道に踏み込み、侵略戦争を起こし、重大な人道に対する罪を犯し、地域と世界に深刻な災難をもたらした。しかし、日本側は真剣に反省しないばかりか、逆に再び軍事力強化・軍事力拡大の危険な態勢を示している。防衛予算を11年連続で大幅に増加し、絶えず安全保障政策を調整し、軍事力の突破を力強く図り、白黒を逆転して地域の緊張情勢をあおり、自らの軍備整備と軍事力強化の口実を探し、さらには北大西洋条約機構(NATO)をアジア太平洋地域に導入しようとしている。日本側の動きから、日本が戦後の平和的発展の軌道から外れつつあり、歴史の過ちを繰り返す危険を蓄積しつつあることを疑わざるを得ない。われわれは日本側に、アジア太平洋地域の安全と安定の破壊者、かく乱者になる者は必ず地域諸国の普遍的な反対と強烈な対抗に遭うと警告している」と指摘しました。(張、CK)

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