米国は感染情報とウイルスデータを適時に公開すべき=外交部

2023-01-13 22:05:47  CRI

 米国が中国からの渡航者に出発前の検査を求めていることに対し、外交部の汪文斌報道官は13日の定例記者会見で、「感染症発生以来、中国は一貫して法に基づき、適時に公開された透明性のある原則に基づき、国際社会に関連情報とデータを共有し、世界保健機関(WHO)、GISAID(世界インフルエンザ共有データベース)と中国の新型コロナウイルス感染症例の遺伝子配列を共有し続け、各国のワクチンと薬物の研究開発に積極的に貢献してきた」と強調しました。

 汪報道官によると、WHOとGISAIDはこのほど、中国側が提供したウイルスの遺伝子データが、他国が提出した中国で感染した旅客ウイルスの遺伝子配列と一致しており、新たな変異株や著しい突然変異は見つかっていないと伝えています。また、米国疾病予防管理センター(CDC)が発表したデータによると、現在、米国で急速に広がっている新たな変異株XBB.1.5は、米国で最も感染の勢いが強い変異株で、すでに40.5%以上の感染例を引き起こしているということです。WHOもXBB.1.5をオミクロン変種の中で「最も感染力の強いもの」と認定し、より強い感染力と免疫逃避力を持つものとしています。

 汪報道官は「米国は滞りなく、公開された透明性のある対応で、WHOや国際社会と感染状況に関する情報やウイルスデータを共有し、国際社会の懸念に積極的に応えなければならない」と求めています。(ミン・イヒョウ、CK)

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