中国は常にアフリカを外交の優先方向に据え置く=外交部

2023-01-12 19:04:09  CRI

 秦剛外交部長は11日、アフリカ連合(AU)本部でAU委員会のファキ委員長と第8回中国・AU戦略対話を実施し、アフリカ疾病対策予防センター本部の落成式に共同で出席した後、記者会見に臨みました。これについて、外交部の汪文斌報道官は12日の定例記者会見で、関係状況を説明しました。それによりますと、秦外交部長は「中国は常にアフリカを外交の優先方向に据え置いている。中国とアフリカの友情を受け継ぎ、それをいっそう広めることは中国外交の伝統と鮮明な特色となった」と述べたということです。 

 アフリカ疾病対策予防センター本部プロジェクトは、習近平国家主席が2018年中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットで発表した対アフリカ協力の旗艦プロジェクトで、AU会議センターに続く中国・アフリカ協力の象徴的なプロジェクトです。 

 汪報道官によりますと、秦外交部長は、「中国は『空手形』を発行したことがなく、まして無理強いすることもしない。中国はアフリカ疾病対策予防センター本部をアフリカ側に引き渡し、AUがその運営・管理を行う。また、アフリカ側が必要とするならば、中国側はできる限りの力を尽くし、引き続き支持と援助を提供していく」と示したということです。 

 訪問中、秦外交部長はまた、いわゆる中国がアフリカに「債務のわな」をもたらしたという理不尽な非難に反発し、「中国は一貫してアフリカの債務の圧力緩和に尽力しており、いわゆる中国の対アフリカ『債務のわな』は中国とアフリカに押しつけられた言葉のわなだ。アフリカの債務問題の本質は開発問題であることから、それを解決するには、債務整理などの手段を通じて表の問題を解決するだけでなく、抜本的な対策を講じて、アフリカの自主的で持続可能な発展能力を高める必要がある」と指摘したということです。(ZHL、CK)

ラジオ番組
KANKAN特集