国家水素エネルギー動力品質監督検査センターを設置

2023-01-10 12:15:22  CRI

 中国初の国家水素エネルギー動力品質監督検査センターが1月9日に重慶市で稼働しました。このセンターの検査項目は、新エネルギー自動車分野において水素燃料電池自動車に関わる全産業チェーンをカバーしています。

 同検査センターは燃料電池と完成車について、新エネルギーを利用した乗用車とトラックの開発試験を行うことができるほか、燃料電池単体については、−40℃から80℃までの環境温度をシミュレーションして、信頼性や耐久性など複数のテストを行うことができます。水素エンジンについては、乗用車や商用車などの燃料電池エンジンの能力を検査でき、テスト出力は最大で600キロワットに達します。

 中国では燃料電池自動車の販売台数が急激に増加し、2020年の販売台数は1177台、2021年は1596台、2022年は3000台に達しました。近年、中国は水素エネルギー産業の発展を支援する一連の政策を打ち出し、サードパーティーによる検査と測定、標準仕様の構築強化、水素エネルギーおよび燃料電池産業の健全で秩序ある発展を確保しています。(任春生、坂下)

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