オーストリア政府関係者の発言は「コロナの政治化」=外交部

2023-01-10 21:33:38  CRI

 外交部の汪文斌報道官は10日の定例記者会見で、オーストリアの政府要人が「中国の『動的ゼロコロナ』政策は潰滅的な性質のものだった」と発言したことについて、「事実を無視し、新型コロナウイルス感染症を政治と結び付け、科学精神に背く言説だ。一部の人が今日に至っても、陣営の対立だけを考え、中国に対して高慢であり偏見を持っていることが示された。中国は断固として反対する」と述べました。

 汪報道官は、「過去の一定期間内に『動的ゼロコロナ』の方針を貫いたからこそ、中国はワクチン接種の推進に必要だった貴重な時間を稼げた。今年1月4日までに、中国における新型コロナウイルスワクチンの接種回数は累計で34億8000万回に、接種を受けた人の数は13億988万6000人に上った。接種を完全に終えた人は全人口の92.9%を占める12億7585万5000人に達した。このことが、重症率の低減に有効に作用した」と説明しました。

 汪報道官はさらに、「過去の一定期間内に『動的ゼロコロナ』の方針を貫いたからこそ、中国は2020年に世界の主要経済国の中で先頭を切って経済のプラス成長を実現した。そして、中国経済は過去3年間の平均で、世界平均を上回る約4.5%の成長率を保ち、世界経済の成長に重要な貢献をしてきた。全世界にとってコロナへの対応が最も厳しい状態であった時期に、中国はコロナ対策物資の大きな後方拠点となり、世界各国のコロナ対策に確固たる支援を提供するとともに、世界の産業チェーン、サプライチェーンの安定維持にかけがえのない役割を果たした」と述べました。(鵬、鈴木)

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