防疫を政治化しないよう各方面に呼びかけ=外交部

2023-01-09 21:25:22  CRI

 外交部の汪文斌報道官は、9日、定例記者会見で、米国で発生した新たなオミクロン株「XBB.1.5」に対して中国は対応措置を講じるのかという記者からの質問について、次のように回答しました。

 汪報道官は、「中国が新型コロナウイルス感染症の『乙類乙管』(中国における感染症措置の分類の一つ)の全体計画と国内外の人的往来の暫定措置を発表した後、多くの国が歓迎の姿勢を示した。しかし、少数ながら中国からの旅行者に対する入国制限措置を発表している国もある。これに対し、中国は最大限の誠意をもって、事実に基づき正しい方法をとるという態度をもって、関係国と十分な意思疎通を図り、中国の防疫措置の最適化と調整の科学性や合理性、現在の中国国内の感染状況を詳細に説明した」と述べた上で、「しかし残念なことに、一部の国は科学と事実を顧みず、中国を狙った差別的な入国制限措置を執拗にとっており、これに中国は断固反対し、対等な措置をとるつもりである。われわれは各方面に対し、事実を考慮し、科学的かつ適切な防疫措置を講じ、防疫を政治化しないよう改めて呼びかけた」と示しました。

 さらに汪報道官は、「中国は引き続き各方面と緊密なコミュニケーションを保ち、状況に応じて防疫措置を絶えず最適化・調整し、国内外の人的往来を円滑にし、防疫における連帯と世界経済の回復の促進のために共に貢献していきたい」との中国側の考えを表明しました。(非・MI)

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